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2012年01月01日

謹賀新年 2012

あけましておめでとうございます

昨年は地震・津波・原発と大変な災害にあいました
僕たちも微力ですがBe-h@usの特徴を活かし
援助の仕組みを実行に移してきました

本年は東北でセルフビルドを活かした街作りに協力しようと
計画中です
皆様方もご支援、ご協力頂けると幸甚です

2012年も皆様方に幸多かれとお祈り致しています

2010年02月05日

2010年活動が始まりました

やっとBe-worksも本年最初の幹事会を開きました。やはり会合の後は懇親会、町田の140年続いている桜鍋屋「柿島屋」さんです。「蹴っとばし」のはずが、皆さんにこやかに牛のように寛いでいます。さあさああまりノンビリせず頑張りましょう、今年は忙しそうです。皆様よろしくお願いします。


2010年01月06日

あけまして おめでとうございます

本年もよろしくお願いします
2010年、「セルフビルダー」年かもしれません
プロジェクトが目白押しです....!

さて事務局の電話番号・FAX番号共変更となりました
恐れ入りますが、お手元の番号簿を書換願います
新電話番号 03-6326-6402
新FAX番号 03-5758-6065

また2010年も事務局・技術支援室とも
ご質問等にお答えして参ります
どうかお気軽に連絡ください
事務局代表 佐賀井尚 技術支援室代表 鈴木一彦

2008年03月30日

個人の‘自立’をうながす住宅システム「Be-h@us」

WIREDVISION_0.jpg
link

2003年3月、Be-h@us 草創の頃、その頃、ネット上のメディアとして最先鋭の Hotwired Japan の編集長・江坂 健(えさか たける)氏からインタビュー取材を受けました。それは、WIRED NEWS にインタビュー記事「個人の‘自立’をうながす住宅システム「Be-h@us」」として掲載されていました。

しかし 、WIRED NEWS が WIRED VISION へと変ったのに伴い、読めなくなっていましたが、2008年3月、アーカイブ特集"日常をハックする人々" と題するインタビュー記事の一つとして再び掲載されるようになりました。


 ● 秋山東一(建築家)インタビュー 『個人の‘自立’をうながす住宅システム「Be-h@us」』|WIRED VISION


このインタビューは、多くの方々に Be-h@us が何を目指すのか初めて分ったと言われた記事でありました。今もって、その志が変ることはありません。

2008年01月09日

Be-haus 施工マニュアル


明けましておめでとうございます
もう七草も済んだ方も多いでしょう、正月ボケからやっとBE-WORKSも動き出しました。今年も宜しく御願いいたします。
さて、うえのウェンドショットはBe-selfbuildersに掲載されたyumさんの記事。PDFでお送りした施工マニュアルを製本してお使い頂いているようです。実際に使い出すとボロボロになってしまいますので、このような観音製本はおすすめです。
秋山理事長のイラストつき施工マニュアル、作る気分がどんどん盛り上がるようになってます。パーツマニュアル、施工マニュアルのセットをPDFでおわけしています。会員登録がすんでいる皆様、どんどんお申し込み下さい。

2007年09月07日

Be-haus 施工マニュアルの頒布について

NPO会員の皆様へ、ニュースです!
Be-h@usの施工マニュアルver2.2を頒布いたします。もちろん無料です。
1章-施工の準備 2章-基礎工事 3章-土台工事.....
設計や構想がかたまった後、どうやって作っていくかを準備から基礎、土台工事など、実際の建築の順番通りにまとめてあります。
設計事務所の方、工務店で初めて施工される方、セルフやハーフビルドを考えている方などにとって必携です。全48ページ!




運搬・荷下ろし・使用工具に至るまで、解りやすくコンパクトにまとまっています。
秋山理事長自らのイラストも楽しみの一つです。





現在のバージョンは2.2です。金物想定は旧Be金物ですが、新金物になっても施工上の内容は同じです。
是非お申し込み下さい。
お申し込みは、メールかFAXにて御願いいたします。
発送に時間が少しかかる場合がありますが、ご容赦下さい。

2007年09月06日

Be的な...を考える (1)

新しい住宅を作るシステム、集成材・金物・パネルの在来工法 Be-h@us(ビー・ハウス)は、その仕掛けを支える主体をNPO法人BE-WORKSに変えて、新しくスタートした。

最初の作業は今までの「Be金物」から市販品の「テックワン」の金物に変更した。コスト面の低減と、最近とみに厳しくなってきた建築行政の要求する仕様及び性能表示に対応するためである。この仕様変更はいままでの「Be金物」の使い勝手とは異なる部分も多々あるが、これから使いながら、その使い方に慣れていかねばならないと考えている。これから、各種の意見が出てシステム全体が鍛えられていくことが期待される。
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今回、Be的な... と銘打って、過去に書いたBe-h@usについて考えた論考を、今の状況に相応しいものに加筆訂正してエントリーしていきたいと思う。
まずは、住宅の設備、給排水・電気設備ををどう捉えるのか、まさしくBe的な...な設備を考えてみた。


● Be-h@us の給水給湯配管を考える。

住宅の給水・給湯配管に新しい工法が一般化しつつある。
給水給湯配管の「ヘッダー方式配管工法」である。「ヘッダー方式」とは、給水・給湯配管を、床下や洗面所に設置したヘッダーを介して樹脂管を用いて各水栓まで施工する工法である。

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2007年09月02日

テックワンへの移行作業

部品図.jpg
すぐれているBe金物も、数が出ないのでどうしてもコストが高く、実際に使用される方からのご指摘もありました。やはり大量生産しないものを普及させるのは何かと問題がありました。
そこで、Be金物と同じ長所を持つテックワンへ移そうという事を決め、移行作業を始めました。
ご承知のように、Beは柱・梁・パネルなどの構造部材を部品化し、部品の組み合わせで家を作る方式ですので、1軒の家を発注するときには部品番号と数量だけですみますが、部品図なるものをあらかじめ作ってメーカーと共通の理解を持っておく必要があります。
新たに柱・梁の部品番号を作り、100枚以上になる部品図、さらに登り梁などは勾配ごとに部品図を作らないといけません。この膨大な作業を、設計支援室長の鈴木一彦を中心に、進めました。また、伏図を作るソフトBe-tool(VectorWorks)の開発・改定もほぼ完了しました。
ようやくこれらが揃い、みなさんにお使いいただけるようになりましたが、NPOを立ち上げたて以来、ここまで来るのがなかなか大変でした。
Be-worksになってから、なぜ静かなのだろうと、疑問に思われた方にもこれで少しご理解いただけると思います。
これから、さらに施工マニュアル・Constructionマニュアルも改訂に着手し、会員の方にはご利用頂けるように作業を開始いたします。

2007年03月03日

挨拶状

三月の声と共に 昨日2日、NPO法人BE-WORKS の設立を知らせる挨拶状が送られました。多くの方々の参加が期待されます。

NPO_070302_0.jpg [+]

2007年02月06日

断熱(材入りパネル)の実感




Bepanelcut



昨夏に竣工した施主から電話をもらった。「Sさんが言ったように、とても暖かい!」と言われた、ホッとすると同時にいろいろ説得して良かったと思う。感動・驚き?・計画の間違いがなかったことの再確認、建築を設計していて一番嬉しい瞬間だ。施主は形・空間のデザインにはこだわったが性能のデザインにはあまりこだわらず、その点は半信半疑で僕の提案通りに建築された。



性能のデザインはとても重要で例えば構造強度などもその中に入ると思うが、温度や湿度:空気のデザインはその中でも目に見えないので体感しかない。またバリアフリーとは数あれど温度のバリアフリーも健康や家を広く使える鍵になると考えている。写真はBe-h@usの外壁パネルの実物を展示用にカットした物で、ほぼ柱幅の断熱材が合板にサンドイッチされている。このパネルが工場で出来て送られ、現場ではボンッと軸組(柱・梁)の間にはめ込めば壁下地(そのままでも十分使用に耐える)と断熱工事が同時に終了する。


鈴木一彦/S設計工房

2007年01月15日

個人の‘自立’をうながす住宅システム「Be-h@us」

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2003年3月19日、Hotwired Japan 編集長の江坂 健(えさか たける)さんのインタビューを受け、そのインタビュー記事が、Wired News (www.wired.com) の日本語版、WIRED NEWS (www.hotwired.co.jp)に掲載された。

設立された「NPO法人BE-WORKS」が、再び進化発展させていく Be-h@us システム、その精神とその有り様は、このインタビュー記事「個人の‘自立’をうながす住宅システム『Be-h@us』」によく表現されていると考えている。
現在、WIRED NEWS は、2006年3月末で休刊し、現在、再刊準備中とのことだ。このインタビュー記事は、新しい URL (http://hotwired.goo.ne.jp/ecowire/) で、そのままの形で見ることができる。

HotWired Japan: 「個人の‘自立’をうながす住宅システム『Be-h@us』」

2006年12月22日

Be金物のボルトの締めすぎについて

自分で組み立てたBe-h@usでの経験ですが、  土台を作り始めたのは建て方の前日で、指導していただいた大工さんと友人の3人でした。土台を取付けて大引きを組んでいったところ、非常に入りにくい部分が出てきました。カケヤで叩いて入れて何とか納めましたが納得がいかず、調べた結果ボルトの締めすぎが原因で、金物が木部に食い込んでいる事が判りました。かなりの部分でボルトを緩めて、取り付けのやり直しをしました。土台にアンカーボルトの穴あけを教えてくださった大工さんもVolksの経験はなく、Be-h@usは初めてでした。この経験が役に立って、翌日の建て方では手伝っていただいた人にボルトの締め方の指示出来ましたので、問題を起す事はありませんでした。でも、素人の集まりですから、必要ないところに柱用のほぞピンがついていたり、ボルトが1本足りなかったり・・・いまだに問題が起きないのはBe-h@usの余裕でしょうか?先日もボルトの締めすぎで少し話題になった現場がありました。金物工法に慣れない大工さんだったようですが、これはBe-worksとして指導していかなければいけない問題だと認識しています。

最近のボルト締めすぎの例です

2006年11月13日

問合せ窓口

BE-WORKSの問合せ窓口を開設しました。


代 表:03-5400-2228
メール:info@be-works.jp

ご質問、ご相談はお気軽にお寄せください。

2006年09月19日

NPO 法人設立にあたって

NPO法人「BE-WORKS・新木造建築ネットワーク」は認証、そして、登記と全ての手続きが終わり、現在、その始動を待っているところです。そのあたりの経緯と、これからの抱負を簡単に記しました。


「集成材・金物・パネル」によって住宅を作るシステムが生まれたのは、今から12年前の1994年のことでした。OMソーラー協会のフォルクスハウスが始まりです。

「木造打放し」とか「すっぴんの家」と喧伝され、それは思いの外、たくさんの方々によって作られ住まわれ、3,000余のフォルクスハウスが全国中に建つことになりました。さらに、2000年には「どこでも誰でも」を合い言葉に、 Be-h@us が生まれました。それは「集成材・金物・パネル」によって住宅を作るシステムをフォルクスハウスから引き継ぎ、ユーザー、設計者、施工者のよ多くの方々の参加によって、全てにわたって進化させることを目標に始まったのでした。

そして今、十数年前に新鮮だった「集成材・金物・パネル」の住宅も、いつのまにかハウスメーカーや、プレカット業者が提供する「金物を使用するプレカット」システムによって流通され、当たり前のようなものになってしまったかに見えます。
しかし、それらは、フォルクスハウスから Be-h@us へと進んできた世界とは大きく異なるものなのです。Be-h@us は全ての部品・部材を設計し、そのシステムを設計するという世界の始まりだったのです。それは、その「住宅の作り方」を自分自身のものと理解し、自分の家を作り出す初めての試みだったのです。それ故に、部品部材の仕様価格、その組立マニュアル、そして設計用のCADツールまで、ウェブ上にその全てが公開されてきました。

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2006年08月28日

9月

皆様
NPO法人「BE-WORKS・新木造建築ネットワーク」は認証もおり、現在登記中です。
9月中旬には、このホームページ上で入会案内、並びに申し込みが出来るように準備中です。
9月下旬から10月初旬には発足式と講演会も予定しています。
近日中には正式なご案内をお出し致します。
NPO法人の趣旨にご賛同いただける皆様の、ご参加、ご加入をお待ちしています。

2006年08月10日

認証がおりました

わがNPOに関し内閣府の認証がおりました。
これから登記手続が始まり、登記が完了するとNPOの正式発足となります。
本日からは、認証された特定非営利活動法人BE−WORKSとしての活動になりますので、魅力ある新木造システムのネットワークづくりとなるように頑張りましょう。

2006年04月23日

ネットワーク

Be-h@us はインターネットに全てが公開されています。

全ての部材価格、部材マニュアル、施工マニュアル、そして設計支援ツール Be-tools 、それらは be-haus.com で見ることが出来ますし、ファイルとしてダウンロードすることもできます。 Be-h@us はどこでも、誰でも、いつでも手に入れることができます。

今までの家の作り方はブラックボックスで、ユーザーにとっては何物か分からなかった世界ですが、Be-h@us は誰にも理解し、納得のいく家の作り方として公開されているのです。ある意味で、今までのごく当り前の家の作り方を、「もう一つの家を作る仕掛け」に再生したと云えるのです。
これはオルターナティブな考え方の問題です。

オルターナティヴ [alternative]
1)代案。代替物。
2)既存の支配的なものに対する、もう一つのもの。
特に、産業社会に対する人間と自然との共生型の社会を目ざす生活様式・思想・運動など。(広辞苑)

そのオルターナティブな家を作る仕掛け Be-h@us を社会的に共有し発展させていく形を 生み出すこと、そのための仕掛け、そして、ユーザー、設計者、施工者のネットワークである「 CITROHAN.NET 」も動き出しました。
あのリナックスのように「新しい住宅の作り方」をネットワークの力で作りだし、発展させたいと考えているからなのです。

Be-h@us を全ての人の共有の知識として、ネットワーク内で、図面、マニュアル、仕様書などが、誰でも、必要な人に公開しています。また、BBS メーリングリストを使って、いろいろな意見や考えを公表できる仕掛けも用意しています。設計者をサポートする道具として、 Be-tools という CAD ソフトのアプリケーションをシェアウェアとして提供しています。Be-tools は、部品をCAD画面上に配置することによって伏図を作成、同時に部品リストと見積書、透視図まで作成できるすぐれものです。

Be-h@us は、 誰でも、どこでも、作りたい人が作れるオープンなシステムです。
ユーザーにとってはセルフビルドDIYさえ可能なシステムであり、
設計者にとってはカスタマイズできうるシステムなのです。
設計者自身の考えとデザインをそのシステムに盛り込み、 Be-h@us のサイトに Be-proto として施工者の見積といっしょに公開することができます。
ユーザーはこのようにデザインされた一つの家の提案の全てを、チョイスすることが可能になるのです。
新しい住宅の供給の方法として注目されている CM 方式、コンストラクション・マネージメントにおける基本的なシステムとしての Be-h@us も大いに可能性があります。

Be-h@us は在来木造住宅を「新しい住宅の作り方」として蘇らせ、
全ての人にオープンなシステムとして提供されているのです。

デザイン

自由度の高い木造軸組工法ですが、はっきりとした限界を設定し、規格化、標準化を徹底させています。在来工法でありがちな「間取り=構造」という考え方を排し、構造と平面計画を分離という考え方が基本にあります。大きなワンルームと家具による間仕切りを持ったフレキシブルな住空間のデザインを進めています。

Be-h@us の最大のスパンは4m、
階高は2m40cm、2m52cm、2m70cm の3種類です。

屋根勾配は
0(フラット)、4、4.5、6、8 と用意されています。
0 のフラットルーフの存在はキューブという可能性を示し、キューブ上に自由な形態の屋根をのせることが可能です。

規格化、標準化された Be-h@us は、たくさんの部品部材の開発量産を可能としています。躯体とのクリアランスを1.5mm で製作された高精度の Be-h@us 用ペアガラス入り規格型木製建具 Be-windows は Be-h@us の性能に大きく貢献しています。
Be-h@us の外部に取り付き、その室内環境の維持に大きく貢献する部材も開発されています。1m 幅のアルミ製小庇、バルコン用吊り亜鉛鍍パイプ金物が用意され、供給されています。それらはダブルスキンという、建物の周囲を制御するパッシブ的な建築手法の為の部品でもあります。
これから各種の階段、間仕切り、家具等の部品の製品化、照明器具、小さな工夫の数々。
Be-h@us はそんな「キット化」も考えてあるのです。
そのような部品の開発は Be-products というプロジェクトに注目してください。

パネル

wallpanel壁パネルは、メーター毎の柱間に入ります。
内外とも9mm厚針葉樹構造用 F☆☆☆☆合板張り、外側の合板のつば状の部分を柱梁に釘打ちによって筋交い倍率2.5倍を確保します。

内部の断熱材は細繊維グラスウール24K充填、室内側には気密シート張り、骨組みも土台と同じ米ヒバ材を使用し耐久性能の向上を図っています。柱間に頑丈な木の箱を入れた構造は、非公式ではありますが、筋交い倍率5倍は十分にあります。

通常の在来軸組工法の上棟後の現場で行われる、間柱筋交い、フォールダウン金物などの取付け、断熱材充填、気密シート張り、下地、あるいは仕上げ材張りまでの多岐にわたる作業を、一枚のパネルとして工場で製造してしまいました。

現場でのたくさんの作業工程を減らし、施工上のバラツキを防ぎ、性能を十分担保し、旧来の在来工法では不可能に近い断熱気密性能、耐震性能を可能としているのです。
floorpanel
床パネルは333mm(1/3m)幅のホワイトウッド集成材です。
2m、3m の2種類があり、すばらしい剛性があります。そのパネルそのままが床・天井仕上げとなり、仕上げのための床板張りは不用です。

金物

kanamono
木造軸組工法の金物で一番使われているのは2枚刃のクレテック金物です。そのクレテック金物を改良した Be-h@us 専用のBe金物を使っています。

Be金物はクレテック金物を使った豊富な経験と
たくさんの破壊実験の検証に基づいて考案されました。Be金物の角のアール、U字型の曲がりがミソなのです。これによって大幅に初期強度を上げることに成功しました。
Be金物のラインナップは全て60mmのオーダーに統一されて、曲げモーメントの発生も押さえられています。

しかし、あくまでも木造軸組工法であることを忘れてはいけません。 Be-h@us は金物の使用を極力抑えて、木の強さを活かしています。

集成材

日本には木材はあっても構造材はありません。
構造的にも、精度的にも、安定した性能を持つのは積層集成材しかありません。

Be-h@us の材料は全て集成材です。
集成材はラミナと云われる板材を重ね貼り合せ、土台、柱梁の断面形に作りだしたものです。板材ですから完全に乾燥することができ、それを工場で貼り合せ、反りや、ねじれを防ぎ高強度で安定した品質を確保することができます。接着剤はレゾルシノールという最上の材料を用いています。土台は湿気に強い米ヒバ、柱梁はホワイトウッドと呼ばれる北欧産の独逸トウヒを使っています。
安定した供給を維持するため、国内生産品、秋田県能代の相澤銘木製の集成材です。
それらの集成材は新潟県見附市のタツミの加工工場で、専用機械によって切断、穴開け、端部加工されて Be-h@us 部材となります。その軸組パネル金物一式はその所定の現場に工場から直接搬送されます。

構造

Joint木造軸組工法である。

集成材の土台、柱梁、登り梁が用意され、その接合には全て金物を使用しています。

基本モジュールは3尺モジュールに替ってメーターモジュールを採用し、現在の生活にそぐわないスケールの問題を解決し、バリアフリー等の要求に答えることが可能にりました。

最大の構造的特長は、全ての柱が梁下にくる「梁勝ち工法」としたことです。

金物を使用した軸組工法は「柱勝ち工法」というべき工法が大部分ですが、 Be-h@us は 6m の長さの梁、梁どうしを繋げる金物を開発し「梁勝ち工法」を可能にしました。
「梁勝ち工法」は、木自体の強さ、その粘りを活かし軸組工法の強さを発揮することができます。

この工法によって金物の数量自体を減らすことが可能になりました。

システム

barabara
時代に適応した質の高い在来木造住宅をリーズナブルに実現する「システム」です。

工場で加工された集成材の土台、柱、梁を金物によって接合させ、工場生産されたパネルによって耐震、断熱気密性能を図るという工法です。

このように「工業化」された木造軸組工法という強力なハードを梃子に、現代的デザイン性を取り入れた住空間の設計手法を、コンピュータと緊密に結びつけ、セルフビルドさえ可能な「新しい住宅の作り方」として提案するものです。

Be-h@us は2000 年に、
財団法人日本住宅・木材技術センターが実施している
「木造住宅合理化システム」に 認定されています。
nintei
認定番号 [ 12A-48 ]
システムの名称:[ Be-h@us ]

Be-h@us とは?

工業化された木造軸組工法[ Be-h@us ]

在来工法と呼ばれる木造軸組工法は、日本の季候・風土に適し、永い伝統にもとづいた優れた特長を持つ住まいを作る方法です。
基礎の上に土台を置き、柱を立て、梁や桁を乗せて屋根を乗せるという工法、軸材、つまり線で構成する構造です。柱と柱の間が大きな開口部となり、それが外部につながっているような、自然と融合した日本独特な空間構成を持っているのです。
壁が基本となる2×4工法に代表される壁工法に比して、柱が基本の軸組工法は、増改築が容易であり、修理もしやすいという大きな利点を持っているのです。

しかし、現在の木造軸組工法は、
それを担ってきた大工職等の熟練技術者・技能者の不足により、十分吟味された材料を熟練の腕によって仕口を刻むという時代から、大部分の建物がプレカット工場でグリーン材といわれる未乾燥の木材が強引にカットされ、現場で強引に組立てられているのが現状です。木造軸組工法は、現在求められている性能を確保するために良質の乾燥材が不可欠ですが、それもコストの壁に阻まれているのです。

Be-h@us は一つ一つの住宅が安定した性能を持ち、リーズナブルなコストで合理的に作られるべく開発されました。Be-h@us は工業化された木造軸組工法です。
そのシステムの全ては、インターネット上に全て公開され、
あなたの意見を待っています。

2006年04月16日

このウェブサイトは

BE-WORKS の公式サイトです。

フリーでオープンな木の家を作るシステム、どこでも誰でも作れます。セルフビルド・ハーフビルド、CM方式もサポートしています。

BE-WORKS は集成材の柱・梁、金物によるジョイント、そして断熱・気密性能に優れたパネルによる在来木造軸組工法です。全てはシステムとして提供され、その仕様。価格が明らかにされています。構造的には合理化工法認定システム唯一の「梁勝ち」、オリジナルの Be金物を使っています。又。美しくて高性能な 木製サッシ Be-windows、 Be-floor という専用床も用意されています。

各カテゴリーに詳細があります。ぜひご覧ください。ご感想、ご質問は BBS に、もっと深く知りたい、サポートしちゃおうという方は CITROHAN.net があります。ぜひお入りください。



このサイトはブログの形式をとっています。
最初にご覧になったページはインデックスです。このページからインデックスに戻るには上部に大きくBE-WORKS とあるバナーをクリックすることによって戻ることができます。
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このサイトは 特定非営利法人BE-WORKS によって運営されています。

2006年04月14日

Be-windows

■ Be-windows は Be-h@us 専用の規格型の木製窓です。

全て木製の 高機能・高品質な窓、そして全て性能の高いペアガラスが標準です。十二分に吟味された材料、金物で作られています。
住む人にやさしい質感やすぐれた断熱性など木材ならではの特性を生かし、アルミサッシを上回る気密性・操作性を備えた木製窓です。すぐれた省エネルギー効果を発揮し、天然木を主材料とするため、生産時に発生する炭酸ガスや廃棄後のダイオキシンなどの問題もなく、環境に優しい部品です。そんな国産木製窓の規格型は、Be-windows が初めてといえます。
Be-windows は国産木製建具のリーダー、アイランドプロファイル社製です。

■寸法・精度

Be-h@us の厳密な考え方に基づき、非常に優れた寸法精度の元に製作されています。
Be-windows は、外壁パネルと同様の Be-h@us の外部を構成する部材として同じ考え方でデザインされています。
開口部のマトリックスを見ていただければお分かりになると思いますが、横に4,2,1,0です。縦に2,1,0とあります。横4、これは4mに対応する開口部を意味します。同じく2は2m、1は1m、0は1m以下を意味します。

bew_matrix

縦の2は内法高いっぱい2100の開口、1は腰付窓、あるいは地窓を意味します。0はより高さの低い開口部です。
横2には3種類の開口部があります。2m幅の引違いテラス戸、1m幅の片引きテラス戸、そして腰付の2m幅の引違い窓、これは床からの地窓でもあります。

Be-h@us はたった7種類の開口部しかありません。この窓で1軒の家の全ての開口部をデザインすることが可能です。

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