イコロの森
現在、北海道で大規模なプロジェクトが進行中だ。
苫小牧「イコロの森」だ。「イコロ」とはアイヌ語で「宝物」を意味する。
この100haに及ぶ広大な森には、ミズナラを中心に、カエデ類の広葉樹、フッキソウ、フタリシズカ等の植生、フクジュソウなどの群落他の多様な植物の宝庫である。近くのバンケナイ川には水辺の植物や小動物も.......そんな大自然に囲まれた北海道ならではの「宝物」の森が、整備され新しい「21世紀の森」としてよみがえらせようというプロジェクトだ。
その森はただ整備されるだけではない、新しい里山として、「炭」「温室」「庭」「フィールドワーク」の四つの事業が展開される。そのための各種施設の建設が、来年開催される「ガーデンアイランド北海道2008」を目指して進行中だ。
その森の施設、炭焼き小屋から管理棟、温室までもが Be-h@us によって建てられている。それも、いかにも Be らしくセルフビルド、自力建設によって建てられているのだ。
その全て、「イコロの森」をプロデュースしているのが建築家・鈴木敏司氏だ。
氏は、設計事務所アトリエAKUで、多くの公共施設を手がけ、北海道ビー・ファクトリーで多くのBe-h@usを手がけ、今、ラウム・ランドスケープを率いて、このプロジェクトを陣頭指揮しているのだ。